『 ダウン症が起こる本当の原因とは?』
『 ダウン症が起こる本当の原因とは?』
2.ダウン症のリスクは卵子や精子の質が関係しています
ダウン症は先天性の染色体異常により発症します。
通常よりも染色体の数が多い場合に症状として起こり、
ほとんどの場合は通常2本である21番染色体が3本あるという状態です。
他には、染色体が他の染色体と結合してしまっていたり、
2本である染色体が1本しかなかったりする場合などもあります。
稀ではありますが一口にダウン症と言っても、様々なタイプがあるのです。
卵子や精子が作られる際に、何らかの異常が起こることが原因ではないかと考えられていますが、
染色体がそのような異常を起こす原因を特定するのは非常に難しく、
根本的な治療についてもまだ確立していません。
母体の年齢別では、20代では0.1%未満、35歳以降は0.3%、40代では1%程度の割合で
ダウン症を発症しているというデータがあります。
年齢が高くなる=ダウン症の確率が上がるというよりも、年齢が高くなることで、
卵子、精子の質が低下してしまうからではないかという見方の方が、現実に近いでしょう。
ダウン症のリスクの高低は、受精の仕方や年齢よりも、卵子や精子そのもの質が関係していると考えられます。
続く