【多嚢胞性卵巣症候群（たのうほうせいらんそうしょうこうぐん）
と診断を受けたのですが・・・・・】
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)は両側卵巣に未熟な卵胞がたくさんでき
ネックレス状につながった形になった状態です。
英語でPolycystic ovary syndrome を略し（PCOS）といわれます。
卵胞はブドウの実のようなもので、種が卵子でその種を包むように
実の部分の卵胞が育っていきます。
卵胞は本来、多数の中から競い合うように育ち始め、最後にはひとつに（主席卵胞）
定まります。
そしてこの主席卵胞はエストロゲン（卵胞ホルモン）というホルモンを
自ら分泌するようになり、エストロゲンはFSHを抑制する働きがあり、
他の卵胞の発育を抑えて、やがて主席卵胞以外の卵胞は消えてなくなります。
しかし PCO（多嚢胞性卵巣）はこのブドウの実がたくさん
残ってしまい、卵胞はたくさん存在しているのに、卵胞が大きくならずに
排卵できなくなる状態です。
