hCG とは 妊婦の尿中に出るホルモンです。
したがって、妊娠検査薬はこのhCGを測ることによって
確認できます。
hCGは 卵胞ホルモン や 黄体ホルモンの分泌を促す
作用があり、不妊治療中でも切っても切れないものです
実際につかわれるケースは大きく2つ
① 成熟した卵胞を 排卵させ目的、 すなわち
LHサージを人工的に起させる目的で使います。
この場合、およそ24~36時間後に排卵が起こるので
それに合わせて関係を持つと、妊娠率は上がります。
② hCGは黄体ホルモンの補充にも使われます。
黄体機能不全など黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌に不妊原因があるときには、
基礎体温の高温期中(排卵後)にHCGを投与することで妊娠の継続が維持できる
ようにカバーします。
病院では注射薬で用いられ
LHサージを起こさせる目的では 5000~10000単位が一般的です。
黄体刺激のための注射は1000・3000・5000が一般的です。
高温期に2・3日毎に一度 注射を打ちます。