【キングダムを 読んで 漢方を考える】
今、現在 僕がはまっている漫画に
「キングダム」 原泰久著 ヤングジャンプコミック
があります。
今から 2200年も前の 秦王朝設立までの 壮大なストーリーです。
漫画なので かなり 誇張して書かれていますが
主人公 信 が 大将軍を目指していく過程が痛快に書かれています。
僕自身、漢方をやっていながら あまり中国の歴史に興味を持つ事が
なかったのですが・・・
この漫画は はまってしまいました。(^-^;
この漫画のよいところは 中国の一般の民衆についてもちゃんと描かれて
いること。 王様と民衆の距離が近いというのも分かりやすい事かも
しれません。
また 日本の歴史と比べても 兵の規模がまるで違う
日本は万単位 ですが この時代の中国は当たり前に10万単位
スケールが違いますね。
読みながら 主人公に思いをはせつつも
ついつい 民衆についても考えてしまい
「この人時代の人たちは 大変だったろうな」
戦乱・飢え・圧政・病気・・・・
何の保証もない ところで生活しているわけで
しかも 今の様にすべて 自分の手でやらなくてはいけません。
全て、命に係わる ストレスなわけで
今、 隣の国に脅威を受けているといわれる 日本人の比ではないと思います。
風邪をひいたら どうしたんだろう 戦で傷を負ったらどうしたんだろう
きっと こんなところから 漢方の基礎ってできたんだろうな・・・
この語400年 経って 傷寒論が編纂されるのですが
この時だって、張仲景 が 200人以上いる親族を 流感によって3分の2を
失った教訓から まとめたとされています。
その頃は まだ日本は卑弥呼の時代
そんな 時代より 打ち勝ってきた 漢方のレシピ
先人の思いを受け継いでいかねば と感じる今日この頃です。