体の中で使われる血 が少ない状態を
「血虚」 といいますが
五臓六腑の中で大きな役割をはたすのが
「肝」 です。
血 は脾胃でつくられますが、
その作られた血を ためておくのが
「肝」です。
日中 体中をめぐっている「血」が
夜になると「肝」に戻ってきて、蓄えられ
また、朝とともに 体中をまた巡ります。
例えるならば、血液が路線バスなら
肝は 路線バスの基地みたいな
ものです。
それで、血虚の症状が出る人は
基本的に「肝」にためる力がないと
考えます。
その肝に貯める力がない血虚を
「肝血虚(かんけっきょ)」といいます。
続く