【不育症の原因と治療について② 子宮や感染症の要因について】
(子宮の異常)
子宮筋腫、子宮内膜症、子宮形態異常(双角子宮、中隔子宮、重複子宮など)、
子宮腔内癒着、内膜ポリープなどが流早産の原因となることがあります。
子宮鏡検査や子宮卵管造影検査、必要に応じてMRI検査などを行い、
流早産の原因となる可能性が高そうな場合は、子宮鏡下手術、腹腔鏡手術
(専門施設へご紹介)等により治療を行います。
(感染症)
ウイルス感染症、クラミジア感染症など
膣、子宮、卵管などに炎症を起こしやすい菌やウイルス、
病原微生物の感染は妊娠維持を妨げることがあります。
治療には抗菌薬を内服したり、膣内に投与を行います。
また、感染予防もご提案します。
(染色体変化)(ご夫婦いずれか)
夫、または妻のいずれかに染色体変化がある場合に
流産を繰り返すことがあります。
染色体の変化がわかった場合、残念ながら
治療の方法がありません。
しかし、最終的には赤ちゃんを授かることができる
ケースも少なくありません。