【40歳、子宮内膜症・子宮筋腫から漢方とカウンセリングで妊娠に至った実例】
子宮内膜症・子宮筋腫・排卵障害・着床障害と言われた方です
奥様の年齢は 40歳
不妊歴 5年(結婚歴15年)
職業 専業主婦
ご主人 特に問題なし
基礎体温からわかる事
低温期と高温期がはっきりしない。体温の上下が激しい。 月経は茶褐色のかたまりが
出るだけで、鮮血の日はない。
その他の症状
顔はほてりやすく、下半身は冷えている。上半身に汗をかきやすい。 イライラして興奮しやすい
疲れやすい。 便秘がひどい。 食欲がない。
漢方には不妊に対する さまざまなアプローチ方法があります。
現在は 西洋医学の妊娠のメカニズム と 漢方が持つ考え方を
ドッキングさせた方法が 非常に合理的でなおかつ成功率が
高い方法です。
また、この方のように 体外受精や人工授精など 西洋医学の
不妊治療と併用することができるのも大きなメリットです。
ただし、妊娠は、健康な母体のうえに 成り立つものであることを
考えると、体が弱っている時や 卵巣の働きがかなり乱れている場合には
無理に治療をすべきではありません。
このかたの場合も、最初に薬局に訪れた時には、近いうちに閉経して
しまうのではないか、と思えるほどの体調でした。
そのため、まずは 体に起こっている問題を改善するための漢方薬を用い、
基礎体温や月経の状態が改善されたところで、本格的に漢方を開始しています。
妊娠してからも漢方薬を服用した方がよい場合もある。
このかたは、40歳という年齢で しかも子宮内膜症と子宮筋腫の病歴があったために
内膜の状態がかなり悪く、非常に着床しづらい状態でした。
そのため、よい血を増やし、血のめぐりをよくする「婦宝当帰膠」を毎日服用しつつ
血をめぐらせながらほてりを取る効果もある 「血府逐瘀丸」という薬を続けて使い
子宮内膜を正常な状態に戻す手助けをしています。
ただし、着床の可能性もある高温期の後半1週間 わずかながら流産を可能性がある
「血府逐瘀丸」はお休みにしています。
そして月経が終わってから排卵までの約1週間は女性ホルモンの働きを高める
「胎盤エキス」 高温期には 体を温め、体力をつけながら血を補う
「参茸補血丸」 という薬を用いたところ、かなり質の良い卵子が育つようになりました。
このかたは、無事着床したあとも、内臓の状態はやや不安定でときどき出血がみられたため
流産を予防するためにいくつかの漢方薬をのみ続けていましたが、その後は無事に出産され
今は元気に子育てしらっしゃいます。