前回 紹介した腸内フローラの話の続きです。
【鍵を握るのは日和見菌 】
腸の調子がよいときは、善玉菌といっしょに体によい成分を作り出しますが
悪化すると悪玉菌といっしょに毒素を産み出します。
その時々で優勢な側につくのが日和見菌 といいます。
そうですね なんか 選挙に似てますね。 自民党と民主党のような・・・・・
代表的な日和見菌は大腸菌 大腸菌というと強い毒素を出すO-157が有名ですが
大腸菌のなかで病原性があるのはごく一部で、標準的な大腸菌は無害なのだそうです。善玉菌 20% 悪玉菌10% 日和見菌70%
が腸内フローラのバランスのよい菌の割合
3分の2
以上を占め 腸内フローラのバランスのよい鍵を握っているのが日和見菌なのです。
善玉菌って全体のわずか20% それで 腸の状態を守れているわけで
つまり いかに 日和見菌を味方につけるかがカギとなってくるわけですね。
ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌がたくさんいることはいいことですが、それだけで
健全な腸内フローラとはいえません。 健全かどうかは、
腸内フローラの多様性がその指標となります。
つまり 単純に ビフィズス菌や乳酸菌だけ とっていればいいというわけではないという事
沢山のいろんな菌が調和してはじめて腸内フローラを形成しているという事ですね。
多くの病気や老化が始まると 腸内細菌の種類が減る事が分かっています。 たとえば健全な森林ほど
多種多様な生物が生息して 生態系全体をみるとそれぞれが役割を担い、うまくバランスが取れています。
これと同じように腸の中も 多種多様な菌がお互いに関わり合い その関係が複雑に絡み合って生きていく
ことで、豊かな腸内環境になって安定するのです。 (主治医 12月号より)
本当に人間社会と同じですね。 いろんなものがあってはじめて一つとしてまとまる。
フローラってお花畑の意味ですものね 一種類だけでなくたくさんのお花があってはじめて調和をする
なんか 深ーいです。(^^♪