【性ホルモンについて 考える】
前回で570回 ブログを更新していますが
流石にネタ切れ になってきました。(”ω”)
ちょっと 角度を変えまして
男の子 女の子の 生殖器や 成長について
考えてみたいと思います。
私たち一人ひとりの人生はさまざまで、生きることの
目的もまた人それぞれに違います。
しかし、ヒトをほかの生物同様に遺伝子を
乗せた一個の個体と考えれば、
その大きな役割は自らの遺伝子を次の世代へ受け渡すことにあるともいえます。
生殖器の男女の違いは、こうした生命の営みを円滑に行うための「装置」でもあるのです。
もちろん、装置があるだけでは新しい生命をこの世に送り出すことはできません。
装置が生殖器としての機能を果たすためには、目覚まし時計のように「時」を
知らせる性ホルモンのはたらきが欠かせないからです。
性ホルモンは、思春期を迎えるまではひっそりと眠っているのに、思春期を迎えたとたん、
活発に活動し始めるとてもユニークなホルモンです。また、性ホルモンは生殖器だけでなく、
脳の発達にも影響を及ぼし、いわゆる「男性らしさ」や「女性らしさ」といった
心理的な認識や性行動のパターンにも影響を与えるといわれています。
ホルモンの相互作用
ホルモンの世界は、さまざまなホルモンが協力し合ったり反発し合ったりして見事な連携プレーを見せています。
また、下垂体から分泌される成長ホルモンには、放出を促すホルモンと放出を抑えるホルモンという
2種類の「お目付けホルモン(上司ホルモン)」が視床下部から分泌され、
それぞれの分泌量に応じて成長ホルモンの下垂体からの分泌量が調節されています。
思春期になるとなぜ、それまで眠っていた性ホルモンがにわかにはたらき出すのかに
ついてはまだ定説はありませんが、思春期の開始時期や進み具合は個人差が大きく男女差もあります。
女児は8〜9歳、男児は10〜12歳くらいになると下垂体から性腺刺激ホルモンが分泌され、
身体はこの指令を受けて女性ホルモン、男性ホルモンをつくり始めます。
このように、思春期の訪れは女児の方が少し早く、また、身体発育も女児の方が2年ぐらい早いようです(図1)。
図1男女の発育の違い
思春期の成長スパート
思春期になると身長の成長速度は急激に増加し、最も伸びる時期には平均で男子が約10cm/年、女子で約8cm/年伸びます。これを思春期の成長スパートといいます。スパートの開始時期は女子が約9歳、男子が約11歳と女子のほうが早く訪れます。思春期の成長は、主に性ホルモンの影響によるもので、第二次性徴の成熟と深い関係をもっています。