不妊治療において 『空胞』について
質問を受けることがあります。
超音波検査では 卵胞の存在は確認できますが卵子は
確認することができません。
なので 採卵前の超音波検査で卵胞が見えていても
卵子はないということがあり これを空胞と言います。
空胞の原因の一つに遺残卵胞によるものがあります。
卵胞は生理が始まると成長しますが、主席卵胞と呼ばれる
一番大きく育った卵胞は成長をやめて消えてしまいます。
しかし、中には卵巣内残ってしまう物があり、これを
遺残卵胞といいます。 体が冷えているかたは遺残卵胞が
残りやすいですが、これがあると体の中に卵子があるという
メッセージになってしまいます。
空砲で一番多い原因は加齢です。 加齢によるホルモンの低下が起こると
卵子を育てる環境が悪くなります。 (次回に続く)