昨今、男性不妊についての研究が進んでおり最新のデータでは不妊の原因は女性因子が45%、
男性因子が55%と男女の不妊原因の構成比が逆転しているという事も言われています。
今回は『日本人男性の精子濃度に2つの精子タイプ別季節変動』
という記事を紹介致します。
『日本人男性の精子濃度に2つの精子タイプ別季節変動』
日本人の男性の精子濃度には季節変動があって、2月から7月に濃くなるタイプと7月から12月に濃くなる2つのタイプ
に分けられることが、徳島大学大学院の中堀教授と聖マリアンナ医科大学の岩本教授らの研究によリ判明しました。
さらに研究が進めば、この精子濃度の季節変動を不妊治療に利用できる可能性もあるようです。
研究は、1999年から2002年にかけて、札幌、金沢、大阪、福岡で、妻が妊娠している男性に協力してもらい、
月ごとに764人の異なる人から精液を採取し、X、Yという性染色体のうち、精子や睾丸の形成にかかわる
男性特有のY染色体の遺伝情報を調査しました。
その結果、遺伝情報を担うDNA構造には2つのタイプがあることが判明、
2万年以上前に、アジア大陸から日本に移住してきた「縄文系」と、3000年前から朝鮮半島経由で渡来した「弥生系」
に大別できるとしています。
縄文系の男性の精子は7月頃から12月にかけての季節に濃度が濃くなり、
一方、弥生系の男性の精子は2月から7月に濃くなることが判明しました。
顔のつくりは?
「縄文人」 「弥生人」
顔形→【四角/長方形】 顔形→【丸/楕円】
造作の線構成→【直線】 造作の線構成→【曲線】
彫りの深さ→【立体的】 彫りの深さ→【平坦】
頬骨→【小さい】 頬骨→【大きい】
顔のパーツは?
「縄文人」 「弥生人」
目→【大きく丸い】 目→【小さく細い】
眉→【太い/濃い/直線】 眉→【細い/薄い/半円】
髭→【濃い/多い】 髭→【薄い/少ない】
瞼→【二重】 瞼→【一重】
鼻骨→【広い/高い】 鼻骨→【狭い/低い】
唇→【厚い】 唇→【薄い】
口元→【引き締る】 口元→【出っぱり気味】
身長は?
「縄文人」 「弥生人」
背が低い(同年の中で) 背が高い(同年の中で)
手足と指は?
「縄文人」 「弥生人」
手足→【細くて長い】 手足→【太くて短い】
指→【細くて長い】 指→【細くて長い】
血液型は?
「縄文人」 「弥生人」
B型=縄文系、O型=縄文系 A型=弥生系
妊娠を望むときにベストな精子を
精子も遺伝の形態、その日の身体の状態、季節、環境の状況、相手によってその数や量が変化することがわかります。
よって妊娠を望む時にどのようにすればベストな精子を出すことが出来るのかを考える事も大事なのかなと感じました。
男性も妊娠について真剣に考えて生活をしていく必要がある時代になったようです。
男性は普段から抗酸化作用のある物を食事より摂取する事により精子数や運動率、正常精子形態率に有意に働きます。