患者さんから 「今月は採卵をしません」
とがっくりした様子で告げられることがあります。
体内に残っている卵細胞の数の指標になるAMHの値が
低いことを気にかける方は多いですが、四十代の方に卵子の
老化していると言うのは、言いすぎだと思います。
数は減っていますが、成熟した卵子は排卵されているからです。
私の友人はお母さんが五十歳の時に生まれましたが
昔は四十代や五十代の妊娠、出産は珍しいことではありませんでした。
ただ、四十歳を超えると、毎月採卵するのは無理があります。
超音波検査で卵胞が見えているからといってそれらが
すべて、順調に育つというわけではありません。
生理はきても排卵しないケースは結構、多いのです。
焦って無理に排卵を続けると、負担が大きくなりすぎて
卵子が取れなくなってきます。 もしかしたら患者さんより医師のほうが
気持ちが焦っているかもしれません。
ではどうしたら「今月はたぶんいい卵子ができている」ことがわかるのでしょうか?
判断の目安となるのはホルモンの状態 を反映する基礎体温の記録、
そしておりものの状態です。
卵子提供を受けての出産事例もありますが、安易に卵子の提供を考えるのではなく
自分の能力をもっと引っ張っていく方向で考えるほうがよいのです。
なぜなら、卵子と言えども 拒絶反応がありリスクも大きいからです。
妊娠の維持、出産も含めて現場ではそれほど簡単なことではないと考えています。
結局、自分の体は自分で作っていくしかないのです。
子供を作るのは「私もできる」という信念と時間の問題です。
今日の明日で子供ができるということはありえません。
卵子が育つのには 約180日はかかkります。
焦らずにじっくり育てていくのが結局は近道です。
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次回 お話しいただくショウキ先生が 雑誌健康プラスでの40代の方に向けた
記事になります。
AMHが低くても 焦らないこと
むしろ毎月来る人のほうが少なくなること
排卵する時のためにちゃんと準備をしておくことが大事です。
先生の講演をお聞きになりたい方は
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5月19日 木曜日 図書館交流プラザ りぶら 201号室
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テーマは40代でも間に合う妊活 という事で
医学博士で 各有名クリニックで漢方外来をされている
邵 輝(しょうき)先生に講演していただきます。
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