ピンと張ったピアノの弦は、その緊張を解こうとする作用から
徐々にゆるみが生じていきます。
人間の心もこれと似ています。
熱心さや克己心は 私たちが困難を乗り越えて成長していくためには
欠かせません。 一方、緊張や興奮にさらされ続けた心は、余裕や
周囲との調和を失う事があります。
心の余裕を失って周囲に不協和音が生じると、「他人こそが原因」
と考えがちです。 すると人間関係の不協和音はますます広がります。
日々、乱れを生じていく心の均衡を ピアノの調律と同じように
意識して取り戻す必要があります。
(ニューモラル 570号 より)
そうですよね 頑張れば 頑張るほど 空回りする そんな時は
この心の均衡が おかしなことになっているのかもしれません。
このコラムを読んで、「わかるんだけど でも今は歯止めがきかない できない」
という方も おられるかもしれません。
ならば もう少しだけ頑張って、苦しんでもいいのだと思います。
分かっていても出来ない事ってありますって
いずれ 自然と均衡が働きます。 その時に 思い出せばいいのだと思います。