【月経が多い場合はこんな原因があります。】
女性にとって月経というものに 非常に敏感なんだな
カウンセリングをしていて つくづく思います。
ちょっとした変化に 不安になったりするものです。
今回は そのあたり 特に【月経過多】についてお話して
みようと思います。
月経過多 は特に 明確な基準はなく
ほとんど場合は 自覚症状 感覚的なもので判断します。
「だいたい 2~3ヶ月前の月経と比べてどうなんだろう?」
と判断しますが、本なので調べると 100mlを超えて、連続2周期以上続く
とありますが 個人で判断するのは難しいですね。
さて、漢方的に 月経過多を判断する時に 大きく分けて 3タイプあります。
「瘀血タイプ」「気が足りないタイプ」「血熱タイプ」です。
まず 多いのが
「瘀血タイプ」 「おけつ」と呼びます このサイトではおなじみのフレーズですが
要するに 血液の巡りが悪い、活き活きと流れてくれていないタイプですね。
特長として 出血がダラダラと続く傾向があって 塊がある事が目標です。
血液は固まると 黒くなるので、生理の時の色が どちらかいうと 黒っぽくなったり 紫になったり
します。
下腹部を 摩ると 生理痛や違和感が楽になるケースが多いのが特徴です。
この場合は 活血代瘀 といって 桂枝茯苓丸など 血流をよくする漢方を出します
「血熱タイプ」 これは瘀血タイプとダブりますが、 血液が熱を持った状態です。
体内の熱が過剰になり すぎて、血液にも浸透している状態
目標は瘀血と同じで 塊がやはりあります。 ただ生理の色は鮮やかで生理全体が
なんとな粘りがあります。 体の中に熱があるのが特徴で口の中が乾いたり、ほてったり
動悸があったりします。 尿が黄色になる事が多いです。
「気虚タイプ」 エネルギーが足りないタイプ なんとなく生理の質が薄く水っぽい
色も薄いタイプです。 顔色が悪く、疲れやすいのが特徴で
この場合は 当帰芍薬散とか 補中益気湯など エネルギーや血を増やす漢方を使います。