【卵管留水腫 を 漢方で対処する (統合医療生殖学会より)】
卵管留水腫 ・・・ 卵管に液体が溜まってしまう状態
不妊の原因の一つです。
当店でも たまに その症状の方に遭遇します。
原因は 西洋医学では 不明だそうです。
卵管留水腫 は 大きく分けて 3つの症状が有ります。
① 大量のおりもの
本当に水のようなおりものが出る事がほとんどですが、色や血がつく事もあります。
② 不正出血
生理が一週間たっても終わらず だらだらと続くけど 検査しても異常がない状態が多いです。
③ 下腹部痛 や 発熱
卵管に水や血が溜まっていることで感染しやすくなっている事が原因と思われます。
卵管留水腫が起こると 卵管が腫れたり、水が溜まる事によって ピックアップ障害など受精を妨げます。
体外受精にも影響があり
「卵管留水腫が存在する方の体外受精の妊娠成績は不良である」という報告が上がっています。
あくまでも説ですが 貯留した液体が毒性を持っているという説
貯留した液体が 胚を押し流してしまう説があります。
さらに 妊娠反応が出ても、卵管留水腫がない場合と比較して 化学流産や子宮外妊娠が起こる率が
2倍にもなるとの報告があります。
ショウキ先生のお話だと 卵管留水腫があった36歳の患者さんが 切除手術を受けた後
体外受精を18回やっても妊娠できないという例を上げられていました。
卵管や卵巣は子宮の横にあり 手術で傷をつけたのではといわれていました。
英ウィメンズクリニックの塩谷理事長は 卵管留水腫の場合 手術前にIVFを試すと
言います。 移植の場合が適切なら上手くいくことがあり、移植後に水が受精卵を
流すのでたまった水腫も改善すとの事です。
ただし、英ウィメンズクリニックの様に最先端の病院ならではの考え方 の様にも思います。
(次回に続く)