◎男性のライフスタイルは顕微授精の治療成績に影響を及ぼす
7月1日から4日までスペインのバルセロナで開催されていた、ヨーロッパ生殖医学会で男性もライフスタイルは「自分の」精子の質だけでなく、「パートナーの」顕微授精の治療成績にも影響を及ぼすという研究結果が発表されました。
ブラジルのサンパウロの大学病院で
2015年10月から2016年12月まで精液検査を受け、
その後、パートナーが顕微授精を受けた男性(36歳以下)965名を
対象にライフスタイルと精液検査の結果や顕微授精の成績との
関連を解析しました。
男性のライフスタイルは精液検査の前に
過去3ヶ月間の
1日の喫煙本数や週の飲酒量、
週の運動の頻度、
飲んでいる薬、
職場で触れることのある有害薬剤
について質問票に回答しました。
▼精液検査
・喫煙 → 精液量・精子数・総精子数・総運動精子数・精子DNA断片化率と負の相関関係。
・飲酒 → 精子数・精子DNA断片化率と負の相関関係。
▼治療成績
・喫煙、飲酒 → 受精率、胚盤胞到達率と負の相関関係。
このように
喫煙や飲酒の習慣は、精子の質や受精率、
胚盤胞到達率にマイナスの影響を及ぼすことが
示唆されました。
以前から 飲酒と喫煙の影響って 言われていましたが
やはりここでも出てきましたね。