『 ステロイドと男性不妊の因果関係 』
ステロイドと男性不妊の因果関係
長期間に及ぶステロイドの使用により男性の生殖能力は衰え、
無精子性や男性不妊を引き起こすと判明しました。
ステロイドは、血中のテストステロン量や体内のホルモンバランスに
対して影響を与えることが明らかに。血中のテストステロン量を増やし、
精巣内におけるテストステロンの分泌を妨げます。
テストステロンの働き
テストステロンは精巣にて自然に分泌され、精子の形成を促す。
精巣においてテストステロンが必要以上に分泌された場合、超過分は精巣から体内へ送られ、
他の細胞と結合してプロテインが生成される。
ステロイドにより血中のテストステロン量が高濃度に達すると、
脳から精巣へテストステロンの分泌を止めるように指令伝達される。
精巣内ではテストステロンの分泌が止まり、精子形成は不可能となる。
一方、血中から精巣へテストステロンを送ることは不可能であると言われる。
その為、精巣内でのテストステロンは欠如し、無精子症になると考えられる。
ステロイドを起因とした不妊の対処法
専門家らは、ステロイドを起因とした不妊の改善には、速やかにステロイドの使用を止めることが
重要であると述べている。
使用量や使用期間によって生殖能力に与える影響の度合いは異なるが、
特に、無精子症の場合、治療にはある程度の時間を要するという。
なお、無精子症は投薬治療となり、血液検査に基づき薬が処方される。