コロナの影響で自粛が続く中
逆に妊娠する率は上がるのでは?
と言われています。
僕もその意見には賛同するのですが
その理由の一つに自炊する事が増える事と
外食が減るから・・・
今回は
『自宅で調理しない食事頻度と妊娠しやすさの関係』
を科学的に検証です。
米国国民健康栄養調査(NHNES)による
自宅で調理しない食事の頻度と不妊症リスク
というデータ
2013-2014年、2015-2016年実施
なので比較的に新しいデータです。
30-49歳の健康な女性2143名に
自宅で調理しない食事の頻度
と不妊症の割合を見たところ
その結果
自宅で調理しない食事を全くしない人に
比べて日に1回以上食べる人は不妊症の割合が2.82倍
ファストフードを全く食べない人に
比べて日に1回以上食べる人は2.73倍だったとのこと。
また他の報告では・・・・・
妊婦コホート研究
に参加した
初妊婦5,628名に初検診時(妊娠14-16週)に、
妊娠前1ヶ月間の果物やファストフード、野菜、
魚の摂取頻度を思い出して回答してもらい、
妊娠するまでにかかった期間との関係を調査したというものです。
その結果、果物の食べる頻度が少ない女性ほど、
また、ファーストフードを食べる頻度が多い女性ほど、
妊娠迄の期間が長くなり、妊娠迄に1年以上かかることが多かったというのです。
具体的には
ファーストフードを週に4回以上食べた女性に比べ
週に2、3回食べた女性は妊娠迄の期間が11%
週に1回の女性は21%
そして、食べなかった女性は24%
それぞれ、短かったとのこと。
ファストフードなど、自宅で調理しない食事をする頻度が多くなると妊娠する力にはマイナスになるようです。
ファストフードをよく食べる人は、もちろん、栄養バランスが偏るということが考えられますが、
そんな直接的な影響だけでなく、炎症体質になりやすかったり、
体内のフタル酸エステルという化学物質の濃度が高いことも研究で知られています。
全く外食を減らすなんてことはできないと思いますが
ただ知っているだけで、不要な外食を避けるだけでも
違いますね。(*^ω^*)
日本でも厚労省が国民健康・栄養調査を毎年実施し、発表しています(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08789.html)。
参考にしてください。