【漢方よもやま話 ロバも漢方では使います】
温経湯 という漢方薬があります。
その中に阿膠（あきょう）という
生薬があります。
実は原料はロバなんです。
ロバの皮を煮詰めて作るゼラチン質が
阿膠になります。
真っ黒ですよね。
なんか羊羹みたいです。
羊羹も元々は羊のあつもの
ですからね。
日本では馴染みがないロバですが
内モンゴルあたりでは食用として
用いられているようです。
ただ、あまり人気がなく
健康にいい食べ物として用いられている様です。
ただ、ロバ肉で検索したら
結構、日本でも手に入るみたいですね。
ネット威力 恐ろしや
ロバ自体は馬に比べると、警戒心が強く
ウマよりも言うことを聞かないとの事
あまり人気がないそうです。
主に中国や、パキスタン、西南アフリカで
家畜として飼われているとの事です。
阿膠は ロバの皮を煮詰めて作りますが
一頭のロバから約1キロしか取れずに
非常に高価になっていて
最近は中国でも美容に良いと言う事で
中国自体が輸入をしているとの事です。
代用として、牛・豚・馬などの動物から
とったものが５０％との事。
中国の漢方資源の高騰は阿膠にも及んでいるんですね。
（漢方研究 9月号参照）
