不妊症の一般的な検査についてです。
『不妊症の一般的な検査
①超音波検査は何のためにする?』
超音波検査はプローブという器具から
出る超音波を体に当て、
信号をモニターに映し出す画像の検査です。
不妊症の検査ではおもに膣からいれる
方法が使われます。
痛みはなく、さまざまな時期に行う検査です。
超音波検査でわかるのは、
子宮形態異常
子宮筋腫
子宮腺筋症
不妊と密接な関係があるチョコレート嚢胞などの卵巣腫瘍
卵巣にたくさんの小嚢胞がみられる多嚢胞性卵巣症候群
などがわかります。
また、排卵の有無や排卵の時期を知る
うえでも重要な検査です。
自然周期では、通常、片側の卵巣に1個の卵胞が発育し、
破裂した卵胞は黄体へと変化します。
これらの卵胞の発育、破裂、黄体への変化を、
卵胞の発育に同調して子宮内膜も発育、成熟します。
月経直後の子宮内膜は薄い状態ですが、徐々に厚くなり、
画像では排卵前の子宮内膜は、
子宮内膜の厚さや見え方から、
排卵の時期を推定できます。
排卵期になっても子宮内膜が厚くならない場合は、
超音波検査では、子宮内膜の厚さを確認することも重要です。
簡単にまとめますと、超音波検査は
・子宮や卵巣の内側の様子までわかる
・子宮内膜の厚さを知るにも重要な検査
ということになります。
参考にして頂けたら幸いです。