漢方相談 タカキ薬局

【禁欲期間と精子の質】

タイミング法や人工授精、体外受精においても

精液所見が良い方が結果が良いのはご存知かと思いますが、

そうなるとその「勝負の日」に向けて精子のコンディションを

整えたいと思うのは当然のことです。

今回は、その中でも特に大事な「禁欲期間」についての研究をご紹介します。

『禁欲期間と精子の質』

さて、6008人から採取した精液と禁欲期間の関係です。

禁欲期間1日は24時間射精なしということなります。

採取した精液を乏精子検体と言って条件が悪い状態と

条件が良い検体とに分けています。

この結果から、乏精子症検体では禁欲期間1日をピーク

に運動率が低下していくのが確認できます。

一方で正常検体においては、

禁欲期間7日目まであまり低下は見られないようでした。

なお、いずれの群においても禁欲期間0日は運動率が悪くなっています。

続いて、正常形態率を比較したところ、乏精子症の場合でも正常所見の場合でも

禁欲期間が0-2日で最も所見が良いという結果になっています。

理由としては、精子が精巣上体、精管を通って運ばれる際に酸化ストレスなどのダメージを受けるため、

その時間を短くした方が良いからと推察されています。

とうことで結論としては

・禁欲期間は「勝負の日」まで1日か2日が望ましい。

・特に乏精子症の方は禁欲期間1日が大事!

   (朝に採精なら前日は射精しない)

でした。

ぜひ参考にしてください。【禁欲期間と精子の質】

>皆さんの心に寄り添って

皆さんの心に寄り添って

 私は漢方の「養生6割漢方4割」という考え方がとても好きです。主役は皆さんの持っている「健康になる力」。お薬やサプリメントは、その力を助けて延ばす助っ人です。  この二つの力を結びつけるのが、カウンセリングを中心とした相談です。これからも柔らかな心で、皆さんの声を聴きながら寄り添っていきたいと思っています。どうぞお気軽にいらしてください。

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