【不妊症の漢方療法 その②】
「婦人科系疾患では多くの場合、
前面に月経異常などの血の失調が表出するので、
血の巡りをととのえる理血方剤が用いられ易い
随伴症状から証型を弁別し、当帰芍薬散、
桂枝茯苓丸などの理血方剤を用いる。」
僕ら漢方薬を選択するときに問診といって
その方の体の状態を小まめにお聞きします
が 必ず生理の事はいの一番に聞きます。
生理は何日周期で来ているのか?
生理は何日間続くのか?
どれくらいの出血量で
血の塊が混じってないか・・・・
あと、舌の状態を見る事で
どれだけ「血」があるのかが把握する事ができます。
漢方では「血」は「ち」といわず「けつ」といいますが
体に必要な栄養、酸素、そして温度を
送るのが「血」で
体に不必要なものを回収してくれるのも
「血」
赤ちゃんを作る為には何がなくても
欠かせない物になります。
その為に「血の巡りをととのえる」
事を漢方ではイの一番に考えます。
ただ、その方その方で 症状が違いますので
それを 「証」という漢方特有の型に当てはめ
用いていきます。
よく 当帰芍薬散 や 桂枝茯苓丸 といった
漢方薬がありますが、それらは「血」を
整える薬です。
続く
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