【良く寝る事は血液を作る事に繋がる その1】
以前、血液が足りない事が女性の不快症状の原因で
あるとご説明しました。
その為には
血液をつくる事
ふやす事
流す事 の3つが基本です。
血液を増やす事は胃腸の働きをよくする事、次に
増やす事ですが古くから漢方では
当帰と地黄 という生薬の入ったものを使います。
当帰芍薬散 とか 四物湯などが
血液を増やすものになります。
当帰芍薬散タイプは少しポチャッとした色白タイプの方によく使います。
イメージで言うと日本テレビの水トアナの様な感じです。
対して、四物湯は地黄という生薬が基本です。
色黒でちょっとやせ形の方イメージでいうと
テニスのクルム伊達公子さんの様な感じの方に用います。
同じ症状でもその方のタイプに合わせて違うものがでてくるのが、
漢方薬の面白いところでもあり奥深いところでもあります。
ただ、それ以外で患者さんに必ずアドバイスしている事が 睡眠です。
理由は目を休ませてほしい為です。
古い漢方の書物には
「目には五臓六腑のエネルギーが集まり、その力によって物をよく見る事ができる」
という記述があり、とりわけ血液を最も消耗すると言われています。
「出産後は目の休養のため文字などを読んじゃダメ!」なんて聞いたことがあると思いますが、
それも ただでさえ出産をした後で体力の素となる血液を消耗しているのに、そこで
更に細かい字を見て消耗してしまってはいけないという事昔から伝えられている事には、
真理をついている事が多く、素直に従った方が得する場合が多いのです。