使えば使うほど 豊かになる「心」
空気や水、太陽の光などいつも当たり前に存在しているものに対しては
それがどれほど大事なものでも、恩恵を感じる心はなかなか生まれてこないようです。
使わないと衰えるのは筋肉や体力だけではありません。
考える、気づくといった心のはたらきにもトレーニングは必要です。
自分を支えるさまざまな恩恵に意識を向けていくと、見えにくい恩にも
気づくようになり、感謝の心が涌いてくるのではないでしょうか。
感謝の心を持つことは、道徳の実行そのものです。 日々、心を豊かに
育んでいきたいものです。
ニューモラル 568号より
僕が勉強している 道徳科学の月刊誌の巻末の言葉です。
お歳暮、年末のお礼回り、新年のあいさつ回り、年賀状
などなど、 お礼や感謝について 考えたり行動したりする事が
多い 時期ですが
本当に感謝しなくてはいけないものって
案外見過ごしてしまいやすい物なのかもしれませんね。
例えば 日ごろ使っている道具とか
昔、タカキ家でも 玄関は勿論、水道や 車などしめ縄やしめ飾り
をしていました。
少し、しめ縄やしめ飾りについて調べたところ
「自分の家が、年神様をお迎えするのに
ふさわしい神聖な場所であることを示す」
そういう由来があるとの事 多神教の日本ならではの
風習だとだと思いますが、普段使用していて当たり前の
ものにこそ 神様が宿る 神聖な場所であるという事で
今回のお話にも通ずるところがあります。
今年は 当店のトイレが調子が悪い事がありましたが
日頃使っているものだけに本当に困りました。
トイレに対する感謝が足りなかったのですね。
日頃、使っているものから、当たり前のものを改めて
感謝をする。 そんな事が心のトレーニングにつながるの
だと思います。