高齢出産だったことから、妊娠中はいろいろなことが不安でした。インターネットや育児書など、身の回りに「あれはだめ」「これもだめ」という情報がたくさんありすぎたのもあり、少し混乱していたのかな。
実は娘を出産する前、2016年に流産を経験しています。あのときは「なにがいけなかったのかな……」と、夫と2人ですごく落ち込みました。
この経験があったからこそ、「無事に生まれてきてくれるまで、妊娠中は何があるかわからない」という思いが、強くなっていたんですよね。
買い物に行った帰り道、こんな重い荷物を持っていいのだろうか。この食べ物は、身体に負担をかけるんじゃないか。ハンドソープなど、香りの強いものは赤ちゃんによくないんじゃないか。
いま思い返してみれば、「大丈夫だよ」と笑って返せるようなことがほとんどです。それでも、すごく細かいことまで気になって仕方がなかった。
普通にしていれば平気と言われることもあったけれど、なにが「普通」かなんて、わからないじゃないですか。
一度、駅の階段をうっかり一段飛びおりるように下ってしまったことがあります。そのときは、泣きながら夫に電話しました。「どうしよう、赤ちゃん大丈夫かなぁ」って。夫は、いつもの冷静さと優しさで「まずは気を付けて帰っておいで」と受け止めてくれたので、とても安心したのを覚えています。
結婚してから私がなんとか生活できてこられたのは、夫のおかげ。私のことをすごく上手にサポートしてくれます。ママになって、この人と一緒だから、毎日子育てできているような感じです。
私が産後、仕事に復帰すると、ときに仕事場に一緒にきてくれたり、家でお留守番をしていてくれたり。おむつ替えや抱っこは私よりも上手なので、「もう何人か育ててきたの?」って最初は疑ってしまったくらい。この前、夫に「朋ちゃんも育てているようなものだから」と言われ、なんだか納得してしまいました。(聞き手・中井なつみ)
よくわかります。 やっと授かった命、だからこそちょっとした事で不安になるんですよね。
そんな時、旦那さんの一言 大丈夫だよ まずは気を付けて帰っておいで と冷静に受け止めてくれる、
とても頼もしいですよね。 パパだってスーパーマンになる事ないんです。 気づいたことからコツコツと
積み重ねて行くこと それからですね。