【排卵障害 の方の 治験例】
36歳 不妊歴 2年(結婚歴5年) 夫婦の原因 特になし
結婚後、3年近く 妊娠しなかったため、婦人科を受診しました。
ホルモンのバランスが悪く 排卵障害が起きているという診断で
排卵誘発剤などによる 治療を開始し、2年経過しています。
基礎体温は 低温期と高温期の体温差が小さく、体温の
上がり方が鈍く、排卵日がはっきりしません。
高温期はやや短めです。
● 2月3日
生理が遅れ、基礎体温も15日高温期が続いている。もしや妊娠? と期待していたのだが
夕方になって生理が始まってしまいました。
不妊治療を始めて、今月で2年になります。 クロミッド(排卵誘発剤)では思うような効果が
あらわれなかったため、最近は月経開始後5日目くらいから hMG注射を毎日打ち、
卵胞が育ってきたら hCG注射で排卵を促す「hMG-hCG法」を受けています。
毎月、生理が始まるとうつになり、
「このまま同じ治療を続けていていいのだろうか」という不安で押しつぶされそうになります。
●2月8日
雑誌に載っていた「漢方で不妊治療」という記事が 頭から離れない。
漢方薬は 病院で出された「当帰芍薬散」をのんでいるが、効いているという実感が
いまひとつないため、信じられません。 漢方で妊娠するなんてことがありうるのだろうか?
あれこれ悩んだ末、とりあえずやるだけやってみようと考えて、電話で問い合わせをしました。
●2月14日
紹介された薬局で、今までの経過を話しました。 ついでに肩こり、疲労感、冷え性といった
症状が気になっていることも伝えました。
相談の結果、妊娠に必要な「血」の機能が低下して、めぐりも悪くなっていること
卵胞を育てる力が不足していることがいちばんの問題らしいことがわかりました。
月経期、低温期、高温期では、ホルモンの分泌も体の状態も異なるため、それぞれの
周期に合わせて薬を変えることをすすまられました。
次回は治療編です。