【第二次性徴に関係する男性ホルモンのはたらき】
思春期を迎えた男の子が急に声変わりをしたり、ヒゲが濃くなったりするのは、
テストステロンと呼ばれるホルモンのはたらきのためです。
テストステロンを分泌するのは、精細管の周りにある間質細胞(ライディッヒ細胞)です。
思春期になると、視床下部から分泌される性腺刺激ホルモン放出ホルモンにより、
下垂体前葉から黄体形成ホルモン(LH)と卵胞刺激ホルモン(FSH)が分泌され、
間質細胞はこの「上司」ホルモンのLHに促され、テストステロンの生成を開始します。
ちょっと難しいですが、要するに テストステロンというホルモンが男性にはとても大事で
それは 精巣の中で作られるという事。 ただ 造られるための最初の合図が
LHやFSHという卵子を育てるホルモンが関わっているのも
面白い所ですね。
テストステロンは、①声変わり、②体毛の発生、③骨格筋の増大
―などを促すため、男性化ホルモンとも呼ばれます。
また、このテストステロンが生成されると、これまで感じなかった女性への
性的欲動を感じるようにもなります。
しかし、発情期にしか生殖行為を行わない動物と違い、人間の生殖は脳によってコントロールされているため、
性的欲動がそのまま性行為に結びつくわけではありません。
なるほど 動物と 人間の違いですね。
生殖行動も 脳によってかなりコントロールされて
いるのが人間なんですね。