最近、男性不妊がメディアなどでよく取りあげられています。
タカキ薬局でも密かに男性から問い合わせが増えています。
男性自身も言わないだけで気にしているんだと思います。
これまで、不妊というと女性側の原因として思われていましたが、
男性側にも同じくらいの原因があることがいわれています。
今日は、男性不妊の基本的なことをお話していきます。
☆不妊治療の定義は
子供を望んでいる夫婦が1年以上妊娠しない状態のことを不妊としています。
☆不妊の半分は男性にも原因が・・・
そのうち男性の原因は、48%あります。
現在 日本は6組に1組が不妊カップルといわれていますから
単純に計算しても男性の12人に1人は不妊症が悩んでいるとのことです。
☆男性不妊の原因は・・・
精子を作る機能が低下して精子の生産量が少なくなるのが8~9割程です。
その中には 精索静脈瘤といって
精子の輸送経路に問題があり狭窄や閉塞していることも含まれます。
そして 最近、多くなってきているのが性機能による勃起障害、射精障害です。
その他に男性型脱毛症の治療に使用している薬が原因ともいわれています。
☆男性不妊の検査はどこへ行けばいいのか?
検査は、泌尿器科か産婦人科、もしくは不妊治療専門のクリニックで受診できます。
不妊治療専門クリニックでは、やはり女性が圧倒的に多いとおもいますが、
神戸市にある英ウィメンズクリニックの様に
男性不妊を専門とした先生も少しづつ増えています。
ほとんどがご夫婦で来院されるそうでまずは
皆さん 男性不妊も夫婦2人の問題と感じているのだと思います。
☆検査の内容
精液検査
数日間禁欲した後に自分自身で精液を採取して容器に入れて医療機関で検査します。
精子は時間が経つと運動性、活動性が低下するため、医療機関によって採取して検査することが望ましいとのことです。
精液検査の基準値
WHOの基準値です。
標準は、数も多く、直進的でまっすぐな動きをする(卵子へ辿り着く為に直進的な動きは重要とされています)
標準以下は、数が少なく、運動率が低く同じ所で止まってしまうことです。
☆検査時の注意点、ポイント!!
体調によって精子の質が変わる為、検査は複数回行うことが必要です。
その為、一度の検査で一喜一憂する必要はありませんよ(^_^)v
もし、複数回検査を行って結果が良くなかった場合は、睾丸の大きさや睾丸周囲の炎症について検査を行ってみてください。
よく健康診断前になると、食事制限をしたりと一時的な対応を取る事が多いと思いますが
精子の質を上げるためにも一時的な対応ではなく、常日頃から規則正しい食生活と生活習慣にして行くことが一番です。
子供に受け継がれるのは、ご自分の遺伝子を持った精子です(^o^)
☆男性不妊の原因は特定できないことが多い!
男性のみならず、不妊は原因が特定できないことが多いです。
ただ、昔に比べるとストレスやコンビ弁当と食事の質、生活環境の違いなどがあります。
便利な世の中で当たり前にしてきたことと思いますが、よく考えると不自然な世界にいるのかもしれません。
不便なことが意外と自然なことであり本来の姿かもしれません。
不妊治療は、技術が進んでいても体外受精の妊娠率は20代で20%です。
40代になると一桁台の確率になります。
この確率に入るためにも旦那様も奥様と一緒に身体作りを考えてみてください。
最近、ご夫婦でご来店される方多いです。
ご一緒にお話を聞かれて、身体作りをされています。
これまでも協力されていたかと思いますが、一緒に病院に行くまた話を聞く事で
お互いの理解度も増し、夫婦のスキンシップがとれてより絆が深まることでお子様も授かりやすくなる様に思います。