『成熟精子選択法について①精子とは?(精子DNAの視点から)
不妊治療において、精子の話題って少ないですよね。
やはり妊活は卵子の事が8で精子の事は2
でも、実際は半分、半分です。
逆を言えば、精子に対して知識を持って
臨むことができれば妊娠に近づくという事
今日はDNAという視点から精子と卵子を考えてみたいと思います
卵子も精子も同じ量の30億のというDNA情報を有し、
私たちヒトのカラダは約60兆個の細胞からできています。
その細胞には60億個ずつDNA情報
(アデニン、グアニン、
大事に保管されています。
DNAは親(祖先)
私たちのカラダ(
この大事な情報であるDNAは、
外敵に日々攻撃されて破壊されたりしま
、
い
ヒトは60億個のDNA情報を有してヒトがヒトであることが出来
3
この精子と卵子が“受精”により30億+30億=
情報となって新しい生命になります。
卵子サイズは精子頭部の約10万倍の体積を有し、
卵子は毎月平均1個排卵されるのに対し、
精子は毎日約5,
卵子は球形であるのに対し、
生えてオタマジャクシのようです。
“生物”ですが、
脳細胞も神経細胞も無いたったひとつの細胞が何故このようなカタ
その進化の過程は誰にも分からず神秘的ですが、
それは長距離を泳いで卵子に30億のDNA情報を届けるため。
送り届けるためだけにそのカタチになったの
長距離を泳ぐためには身軽にならなくてはなりません。
長旅の
この“身軽になる”という行為はある意味諸刃の剣であり、
攻撃を受けて傷ついたとしても自己修復で
そこで少しでも攻撃から身を守ろうと精子は集団でスクラムを
組む
数千万匹から1億匹という精子の中でこのサバイバルゲームに
生き
たどり着いた精子は減数分裂の途中で休止している
状態の卵子を起
無事に自分のDNAを届けた暁には傷ついた箇所を
受精卵が修復し
何か眠っている白雪姫を王子様が目覚めさせに行くような、
そんなドラマが繰り広げられている精子と卵子の受精ですが、
精子の目的はただひとつ。
状態で卵子に届けるということ。
精子工場という精巣は1億匹×30億DNA情報=
今日も組み立て頑張っています。